しみ・そばかす
しみ・そばかす
Stain
通常は皮膚細胞の生成により剥がれ落ちていきますが、新陳代謝の乱れ等によって沈着することがあり、この色素沈着がしみ・そばかすと呼ばれるものになります。
一見同じものに見えますがいくつかの種類があり、治療法が異なります。
専門医にカウンセリングで確認することが大切です。
一般的にシミと認識されているものが老人性色素班になります。顔や手など至る所にでき、日光が主な原因になります。
ニキビ跡や虫刺されなどによる炎症が、色素沈着してのこってしまった物が炎症性色素沈着になります。
そばかすのことを指します。両頬から鼻辺りに見られることが多く、首や腕に出ることもあります。肌の新陳代謝の乱れが原因になります。
主にほほ骨のあたりに左右対称にあるしみが肝斑になります。ホルモンバランスの乱れが原因と言われています。内服やトーニングでの治療の対象になります。
正式名称は後天性真皮メラノサイトーシスといい、真皮層に存在するしみです。
しみやそばかすよりくすんだ色で出現することが多く、肝斑と混在していることもあります。
ファンデーションを塗った際に紫に見えるようなしみの場合、ADMである可能性があります。
当院ではしみ・そばかす治療にピコレーザーを採用しております。
内服薬での治療も可能ですので、カウンセリングの際にご相談ください。
今まで一般的に使用されてきたレーザーはパルス幅が「ナノ秒」であるのに比べ、ピコレーザーはさらにその1000分の1秒の「ピコ秒」という非常に短いパルス幅で照射されます。
レーザーは照射時間が短ければ短いほどメラニン色素を細かく破壊することができ、皮膚へのダメージも少なくなります。
さらにピコレーザーのシミ治療は、従来のレーザーに比べ、少ない回数での治療、皮膚へのダメージの減少、より高い安全性、を実現しました。
消したいシミにピコレーザーを照射し、メラニン色素を破壊します。
照射した患部は白くなり、1週間程度でかさぶたのように変化します。
新しい皮膚ができてかさぶたが剥がれ落ちると、少し赤みのある肌になります。
時間経過で幹部が落ち着き、肌色になります。
しみ・そばかすのレーザー治療は、個人差はありますが基本的に1度の照射で治療が完了します。所要時間は1つのシミに数分程度。ダウンタイムは約3日になります。
通常のシミ取りとトーニングの違いは、レーザーの照射威力にあります。中出力のレーザー均一に照射することで少しずつメラニン色素を減らしていきます。複数回照射を行うことで、シミやくすみが取れ、肌全体のホワイトニング、皮膚の若返りの効果を期待できます。
しみの性質によって治療法が異なり、肝斑に他のしみと同じ出力でレーザー治療を行うと、再発し元より状態が悪化してしまう可能性があります。中出力で照射を行うトーニングであれば、肝斑であっても徐々に色素を分解し、治療をすることが可能になります。
顔全体に中出力のレーザーを照射します。
通常のしみ取りと違いかさぶたができることはありません。人によっては少し赤みが出ることがありますが、数日で治まります。
照射回数を重ねることで肌のトーンアップ、毛穴が目立ちにくくなっていきます。
1回の施術にかかる時間は約30分、ダウンタイムは約1日です。
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