刺青除去のリスクについて
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切除などの外科手術、またレーザー除去。
刺青を消すというのは現代の技術では可能です。
切除や削皮、植皮の場合、傷跡をなるべく目立たなくするような縫合もしますが、傷跡自体も手術後すぐに目立たなくなるわけではなく、半年から1年程度、時間をかけてゆっくりと目立たなくなっていきます。
最新のピコレーザーでは複数色や濃い色にも対応し、従来のレーザーよりはきれいに消すことが可能となりました。しかしある程度、皮膚の色のコントラストは残ります。
場合によっては切除や削皮などの外科手術が必要となります。事前にカウンセリングでしっかり医師に相談することが重要です。
レーザー除去は基本的には照射期間をあけ、何回か照射してタトゥーを除去していきます。
レーザーはその名の通り光熱照射を行うものですから、当然皮膚はダメージを受けます。このダメージが回復しきらないうちに次の照射を行うと、
ケロイド化することがあります。
肥厚性瘢痕はケロイドとはいかないまでも、赤く盛り上がった状態のことを指します。肥厚性瘢痕の場合数ヶ月時間をおいて、徐々に腫れが引いていきます。
またレーザー治療だけでなく、切除や植皮においても、ケロイドや肥厚性瘢痕の発症は十分にあり得ることですが、強い症状を起こさないためには、ダウンタイム中のケアの仕方等、患者様の理解も必要です。
創傷治癒過程(傷が治ろうとする過程)において炎症反応は必須であるために、その結果多少の萎縮化や瘢痕化は起きます。
またレーザーにおいては十分な効果を発揮する際に、多少の皮膚色のコントラストができたり、肌質感が変わったりすることがあります。
レーザー治療を行うと照射した箇所が一時的なシミのような状態になります。この状態を色素沈着と呼びます。色素沈着は術後のケアによって軽減することが可能です。 また照射部分の色素が抜けて白くなることを色素脱失と呼びます。色素沈着や色素脱失が起きている時に、再度レーザー照射を行うと、前述したケロイドや肥厚性瘢痕の可能性が高まります。